XP祭り2013で『かんばん in Wonderland』という発表をします。謎なタイトルのままゴールした感じですが、セッションの内はちゃんとしています。
このセッションでは、日本でよく知られながらもあまり知られることのないソフトウェア開発方法論「Kanban(カンバン)」を探求します。簡単、かつパワフルなカンバンは、小さく始めることができ、どのコンテキストでも課題となる「量」をコントロールしながら徐々に進化していくのです!
今回は、『リーン開発の現場』の共訳者である@papandaと@daipresentsの初共同発表です。寸劇をする可能性もあります。
タイトルについて話すと長くなるのですが、簡単にさわりだけ紹介させていただくと、ルイス・キャロル作の『不思議の国のアリス』の冒頭に、有名なこんな文があります。
興味きょうみしんしんになったアリスは、うさぎのあとを追っかけて野原をよこぎって、それがしげみの下の、おっきなうさぎの穴にとびこむのを、ぎりぎりのところで見つけました。次の瞬間に、アリスもそのあとを追っかけてとびこみました。
「うさぎの穴」は想像を超えた世界への扉の、比喩的表現として原題でも登場しますね(マトリックスとか)。「うさぎ」や「穴」や「落ちる」が印象に残るのですが、この文章にはこんな続きがあります。
いったいぜんたいどうやってそこから出ようか、なんてことはちっとも考えなかったのです。
今回のセッションは、誰もが見たり聞いたりやったことのある「カンバン」を深く知るために、その穴に飛び込むセッションにしたいと考えています。
どうやってそこから出ようかなんて考えずに、まずは飛び込んでみませんか?
XP祭り2013への参加はこちらから、セッションの紹介ページはこちらです。だいぶ埋まってきたのでおはやめにどうぞ。
(引用文は『不思議の国のアリス』 © 1999 山形浩生 を使わせていただきました。ありがとうございます)